今日はそれぞれ好きなことをやろうということで
朝早くおきて出発。
俺は初め、旭川まで行って旭山動物園と旭川ラーメンを
食いに行くつもりだったのだが
やっぱり今日しかできないことやろうと思って
２０４０円の一日散歩切符を買うことに。
どこ行くあてもなく、とりあえず部長と二人で札幌駅から苫小牧行きに乗る。
ま、いつものように馬鹿話をやりながら
なにげなく携帯で波情報を見てると
北海道にもサーフスポットがあることに気づく。
名前は浜厚真。
どこにあるのかもわからないけど、すごく気になる。
そこで駅名地図を取り出して探してみると
偶然今から向かう苫小牧駅の二駅向こうにあることがわかる。
苫小牧に着いて時刻表をチェックすると
どうも浜厚真に行く日高本線は二時間に一本しかない。
そこで観光案内所に行って聞いてみることに。
案内所の人が言うには
・浜厚真にサーフスポットがあることはわからない
・海までは駅から20分ぐらいだろう
・行く手段は電車かバスだが、バスは苫小牧東港までしか行かないし
次のバスは18時までない。
バスで行くことは諦めて、電車で行くことに。
時刻表を見ると、一時間待ちでさらに
帰りの電車は駅について15分後か３時間後にしかない。
一瞬諦めて洞爺湖にでも行こうと思ったけど
絶対にチャンスはないと思ったので
とりあえず行ってみることにした。
電車に揺られて、苫小牧から20分ぐらいすると
浜厚真という駅に着いた。
電車が一両しかなく、しかも暖房も何もない無人駅。
かなり不安になったが、さらに駅から外に出てみると
見えるのは広い真っ白な面だけ。
西のほうにかすかにフェリーが見えたので
海は近いことはわかったけど。
何の情報もないのでとりあえず道路に出てみると
いきなり足がひざまで埋まってしまう。
15分後の折り返し電車に乗って帰ろうかと思ったけど
せっかくだし海の方向に歩き出す。
20分位海のほうにひざまで埋まりながら歩いていると
なんだか波の打ち寄せる音が聞こえて聞た。
ダッシュするとやっと砂浜へ。
ただ人はまったくいなかったので諦めていると
西の方に黒い人かげが海に入っているのが見えた。
そんな感じで本当に真冬の北海道で海に入っている人たちを見つけ
本当に驚きと感動も少しした。
海からあがってきたローカルに話しかけると
親切にもいろいろ話してくれ
仲間たちも集まってきてくれたり、コーヒーを買ってきてくれたりして
だいぶよい空間であった。
ローカルの人が去り際に言った
「今度は板持ってきなよ」にはちょっと尻込みしたけど・・・
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