バスク地方(サン・セバスチャン/ビアリッツ)の波乗り事情 Part2

Part1からの続き。

今回サーフィンのメインはビアリッツと考えていたため、翌日にはビアリッツに向けて移動。
移動方法は電車。
サン・セバスチャンからはバスク鉄道とフランス国鉄を利用して国境越えでビアリッツに入った。
※バスク鉄道と仏国鉄の乗継はよく、事前にドイツ鉄道で調べた情報では一日三本だけのようなことが書かれていたが全くそんなことはないので安心してほしい。

国境越えといってもユーロ内なので何もチェックなく、
フランス国境の町アンダイエでバスク鉄道からフランス国鉄に乗り換えただけ。

ところでアンダイエで食べたクロワッサンは生涯一旨いクロワッサンであった。
サン・セバスチャンからビアリッツまでは約一時間ほどで到着。

ビアリッツ駅から市中心街までは距離がありタクシーでホテルまで行くことに。
タクシーで駅から20分ぐらい、15ユーロぐらいだった。
フランスのチップ文化は知らないのだけど、お土産入った重いケース2つだったので
1ユーロ渡しておいた。

駅にある案内板ではサーフスポットの絵が描かれていたのが印象的だった。
今回は行く事が出来なかったが、先週までASPフランスが行われていた
ホセゴーまでもタクシーで30分ほどで行けるとの事。

Heat Review - Quiksilver Pro France 2013








我々が向かうのはビアリッツの中心地、グランドプラージュとコートデバスクだ。

こちらはホセゴーとは違い、メローな波が割れているとの情報を得ていて、
女性やロングボードの世界大会が開かれており、また欧州サーフィン文化の発祥地との事。
また、エンドレスサマーでも登場した非常に有名なポイントらしい。

今回、新婚旅行という事で若干奮発し、海前のホテルをとったのだがこれが正解。
目の前でグランプラージュの波チェックができるという素晴らしい環境であった。
グランプラージュもビーチブレイクとなっている。
到着したのは金曜日の午後だったけど、有名ポイントという事で10数名入っていた。

さっそく自分たちも入水と思ったけど、まずは街の散策。
サンセバスチャンとは違い、まさにここはリゾート地。
サーフィンとショッピングとスイーツの街だ。
サンセバスチャン以上に奥様方が興奮すること間違いない。
(ただし物価は高く、またバルのレベルや街の雰囲気の自分的評価はサンセバスチャンのほうが上)
一通り散策を終えたので、グランプラージュ目の前のよくあるレンタルショップでレンタル。
初めはどんな板をレンタルさせられるのか不安ではあったが、
店員のおっちゃんは非常に愛想が良く、またボードもサーフテックのまともな板であった。
レンタル価格はサンセバスチャンと同じく、6ユーロ/1h、18ユーロ/1dであった。
注意してほしいのが、レンタルボード店はどこも18~19時で閉まってしまう事。
サマータイムの時は22時ぐらいまでは明るく、さらに19時以降に波が良くなるらしいので
宿泊されるときには2dayで借りることをお勧めする。

風はサイドオフショア、波はコシハラぐらいのメローに見えたが、
実際は行ってみるとパワーがあり、嫁が言うには鵠沼ではなく辻堂、もしくは千葉南の千倉と言っていた。
ロングの人にとって憧れの場所と書いてあったが、どちらかというとショート向きかもしれない。
波はパワーあって楽しめた。嫁も最後はかなりロングライドして、地元サーファーにヒューって言われていたのが印象的であった。
ちなみに女性に優しいわけではなく、結構がつがつしたサーファーもいた。
一時間半ほどやってラスト一本いいのが乗れたのであがる。

レンタルボード屋で帰りに無料のサーフマップをもらえた。
今後ビアリッツにサーフィン行かれる方はまずはこれを手に入れることをお勧めする。
※後程写真アップ予定

++
夜はホテルからビーチサイドに歩いたバル街で食事。
ビールが3ユーロだったのでやはりスペインの倍ぐらいの物価。
生ハムとチーズのMixも18ユーロぐらいで、これは日本と同じぐらいであろうか。
ただし入ったバルは正解で、ピンチョスも生ハムも非常においしかった。
++
二日目は反対側のコートデバスクに歩いて行った。
ビアリッツの中心街からは10分程度で到着。
グランドプラージュとは風向きが異なるのか、かなりオンショアを食らっており、
さらに満潮という事でNo Surfなコンディションであった。
どこかのサイトで見たのだがこのポイントは干潮でしかできないらしい。
もしかしたらこちらのほうがロングボード向きなのかもしれない。
そこで、浜にあるLe Surfingというレストランで食事。
嫁はそのオシャレ感に興奮していたが、俺も興奮した。
事前に見ていたVANS ジョエル・チューダー・ダクトテープ・インヴィテーショナルでの表彰式で使われた場所だったからだ。

 ちなみにその前にあった離岸流を説明する看板。
また元来た道を歩きつつ、グランプラージュで入ろうと思ったけど、
こちらもオンショアに変わって、インサイドが真っ白でそのままNo Surfで街散策することに。

街には市場があったり、オシャレな鞄屋があったり、またBTZというなかなかいい感じのサーフショップもあった。

一日しかサーフィンはできなかったけど大満足なビアリッツでの滞在。

というように二つの記事にまとめたバスク地方のサーフィン事情。
サーフィンだけしたいならあまりお勧めはしないが(もしかしたらホセゴーあたりならそれも可能なのかも)、
Part1でも書いた通り、サーフィンしない家族がいて、その人たちにも楽しんでもらうにはとても良い場所と思う。

もし次回来ることがあれば、サンセバスチャン~ホセゴーあたりを一週間ほどレンタカーを借りてのんびり回ってみたいなあと思いつつ、まとめとしたい。



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